「香港エクスプレスは安いけど安全なの?」
「あまり聞かない航空会社だけど、どこの系列?」
「香港エクスプレスはLCC?」
香港行きの航空券を探しているとよく見かける紫色の航空会社「香港エクスプレス」
初めて香港へ行く方や、LCCに乗り慣れていない方は「安いけど安全性ってどうなの」と不安になりますよね。
- 香港エクスプレスの系列、運行体制
- 香港エクスプレスの安全性
- 香港航空との違い
LCCあるあるですが、追加オプション代で結果的に高くつくこともあります。そこでこの記事では追加でお金がかかるポイントも合わせてご紹介します。記事を読み終わる頃には後悔しない航空会社選びができるようになっていますよ!
香港エクスプレスはどこの系列?
香港エクスプレスは香港を拠点とするLCC(格安航空会社)で、日本や東南アジアなど8ヵ国、37路線に就航しているグローバルキャリアの1つです。

日本からは東京(羽田・成田)、関西などの主要都市から広島、仙台、熊本といった地方都市からも就航している路線で、国内から香港へのアクセスを向上させている路線の1つです。
キャセイパシフィックの系列航空
香港エクスプレスは2019年にアジア大手航空会社の「キャセイパシフィック」の完全子会社となりました。キャセイパシフィックも香港を拠点とし、アジアを始め北米やヨーロッパ、アフリカなど世界33ヵ国81路線を就航するグローバルキャリアです。
イギリスのSKYTRAX社が発表する航空会社の格付けランキング「ワールド・エアライン・アワード2024」ではJALに次ぐ世界5位の航空会社として多くの方に支持されています。

キャセイパシフィックは、安全性に対して厳しい航空会社として有名です!
香港航空との違い
同じ香港に拠点を置く航空会社として「香港航空」も目にする機会が多いと思います。似た名前ですがキャセイグループとは全く別会社で、資本関係もありません。
項目 | 香港エクスプレス | 香港航空 |
航空会社の種類 | 格安航空会社(LCC) | フルキャリア サービス |
系列 | キャセイパシフィック | 中国海南航空 |
機内サービス | 有料(必要な分だけ選べる) | 機内食・飲料込み |
チケット価格帯 | 安い | 中~高い |
ただし、セールの状況や出発地・時間によっては香港航空とそこまで価格差が無いこともあるためSkyScanerなど比較サイトで確認することをおススメします!

次項では香港行きの航空会社で、よく比較される香港航空についてもご紹介します。
香港航空とは?基本情報と特徴

香港航空は中国海南市を拠点に就航する海南航空のグループです。海南航空は先ほど紹介したSKYTRAXの格付けにて中国国内で初めて五つ星を獲得した航空会社で、キャセイパシフィックとならび高いサービス品質が特徴です。
会社概要と歴史
2006年に設立された香港航空は以降20年弱、香港空港をハブとし地域に根差した航空会社として支持されてきました。
元々はヘリコプターによるチャーター事業を中心としていましたが、2008年に日本路線を就航。以降は東南アジアへの路線も積極的に拡大していきアジアにおける中堅航空会社へと成長していきました。
サービス内容や路線の特徴
香港を代表する香港航空は地域密着を特徴としており、ビジネスクラスではミシュランを獲得したレストラン「ミン・コート」とコラボした広東料理の提供開始。エコノミークラスでも「野菜と細切り豚肉の煮込みビーフン」などの伝統的な香港スタイルの食事を楽しむことができます。
複数の航空会社とコードシェア便を通して、世界100以上の都市へ就航しており日本では下記の都市へ就航しています。
- 日本(成田)
- 大阪(関西)
- 名古屋(中部)
- 札幌(新千歳)
- 福岡
- 仙台
- 熊本
- 鹿児島
- 沖縄(那覇)

LCCには抵抗があるけど、安く移動したいという方におススメな航空会社です!
LCCは危ない?香港エクスプレスの安全性と運行品質

LCCと聞くとどんなイメージをお持ちですか?
フルキャリアに比べて半額以下で移動することができるため安全性に対して不安に思う方もいらっしゃるかと思います。そこで香港エクスプレスの安全性について詳しく紹介します!
安全性は「価格」ではなく「運行体制」で決まる
一般的に低価格のサービスは、価格を重視しているため管理体制が不十分な場合もありますが重大な事故につながる航空業界では国際的に定められている安全基準があります。
香港エクスプレスはキャセイパシフィック航空のグループ企業として、整備や運航体制において非常に高い水準を満たしています。
定時運航率は85.23%
航空会社 | 定時運航率(2023年) |
香港エクスプレス | 85.23% |
LCC業界平均(世界) | 約78.04% |
安全性と並び、航空会社の運航品質を決める要素として、到着予想から15分以内に到着した割合を表す「定時運航率」というものがあります。
香港エクスプレスは、イギリスの航空データ提供会社が発表したランキングで85.23%と平均を上回る定時運航率となりました。
2023年時点では世界のLCCで3位、アジアでは1位の定時運航率で「時間に正確なLCC」として高い水準を誇っています。
サービス内容徹底解説
東京から香港まで安ければ数千円で移動できる格安航空「香港エクスプレス」ですが、サービスの内容についてもご紹介します。
機内食はどんな感じ?
基本他社のLCCも同じですが、機内食は事前予約制で購入します。チケット申込時や、機内で注文することができ軽食からランチ、ディナーまで様々です。
香港エクスプレスの特徴は、香港の名物料理が機内で味わえる点で海南風チキンライスや、香港式エッグタルトなど様々な料理を楽しむことができます。

季節によってもメニューが変わりますので、公式HPやSNSをチェックしましょう。
座席は狭い?
香港エクスプレスの座席ピッチは最大で76cmです。座席のピッチとは前の座席との間隔で、広いほどゆとりがあります。
一般的なフルキャリアのピッチが81cmなので−5cmほど狭い座席幅です。
特に窓際は湾曲していることもありより狭さを感じやすいため、男性や身体が大きい方は通路側の席を選ぶのがベターでしょう。
こちらの記事では席の選び方もご紹介しています!
荷物ルール
香港エクスプレスに限らずですが安全性の面から機内への持ち込みが禁止されているものがあります。
基本的にライターや電子タバコなど発火の恐れのあるもの、また食品や飲料水なども機内に持ち込むことができません。
【Q&A】よくある質問
最後に香港エクスプレスに関してよくある質問をいくつかご紹介します!
ワンワールド加盟?
香港エクスプレスはワンワールド加盟ではありません。
しかし親会社のキャセイパシフィックが展開するアジア・マイルには加盟しているため航空券の購入などに使用することが可能です。
なお、JALもアジア・マイル加盟の航空会社のため貯めたマイルはこちらで使用することができます。
荷物は厳しい?
香港エクスプレスに限らずLCCはしっかりとした重量の測定があります。(1kgでもオーバーしていたら超過料金を取られます)
対策としては、事前に重量チェッカーに重さを計る、服のポケットなどに小さくて重いものを入れるなどがあります。行きは良くてもお土産などで帰りの便で重量オーバーということもあるあるなのでしっかりとした対策が必要です。
おすすめの座席は?
搭乗する人数や構成によりますが、基本は前方の席がおススメです!
飛行機は着陸後、前の席から順に降機するため後ろの席だとどうしても時間がかかってしまいます。また一番前方や緊急出口付近はゆったりと足を延ばせるため大柄の方はこちらの席もいいでしょう。ただし有料席となっているため、この点は注意が必要です。
【まとめ】香港エクスプレスは安くて安全なLCC
香港エクスプレスの系列と安全性について紹介しました!
- 香港エクスプレスはキャセイパシフィック航空の系列
- 安全性ではLCC部門で1位の評価(2024年)
- 香港航空とは別グループ
安全性や定時運航率について触れましたが、実際に利用した際に他の中華系LCCと比較して機内の清潔度も一定保たれている印象がありそこも良いポイントだと思いました。(他の航空会社は座席付近のゴミが放置されているということも多々あります)
口コミではチェックインや、荷物についての書かれている方も多いので香港エクスプレスに限らず出発前に搭乗までの手順や荷物の重量を計っておくとトラブルを回避できますよ!
こちらの記事は初めて香港エクスプレスを利用する方に向けに、手荷物ルールやオンラインチェックインなど様々な角度から紹介している完全ガイドです。旅行前で準備している方は要チェックな内容ですよ!
「香港エクスプレスはどこの系列?安全性とLCCとしての実力を徹底解説!」をもう一度見る!