【香港エクスプレス】座席ピッチを解説 | LCCでも工夫次第で意外と快適!

交通・移動

「香港エクスプレスはピッチが狭いって本当?」
「乗る機種によって座席の広さに違いはあるの?」
「家族で乗るのに、隣同士の席が取れるか不安…」

ぶっちゃけLCCの座席選びは不安ですよね。
ところが「席番号」や「機種」を少し意識するだけで、快適度が変わります。

この記事はこんな方におすすめ
  • 初めてのLCCで快適に移動できるか不安
  • 香港エクスプレスのピッチを知りたい
  • 自分に最適な席の選び方を知りたい

そこでこの記事では、
前半に「香港エクスプレスの基本情報と座席ピッチ」
後半には「失敗しない席選び&トラブル回避法」という構成で紹介します!

この記事を読み終わるころには、
「自分に最適な席」を迷わず選べるようになっていますよ。

サクッと5分で読めるので、最後までチェックしてくださいね

※画像はイメージです

香港エクスプレスは、香港を拠点とするLCC(格安航空会社)で、東京の成田・羽田を始めとし国内13路線、国外は台北やソウルなど24路線を運航中です。

東京からは約4時間50分、大阪からは約3時間40分と気軽に香港へアクセスできる路線です。

香港エクスプレスのピッチは最大76cm

      機種席数ピッチ
  A32018071~74cm
  A320NEO188
  A32123071~76cm
  A321NEO236

香港エクスプレスは現在A320とA321、エンジンが改良されたNEOシリーズがあります。前の座席との幅「ピッチ」は最大76cmで機種ごとに大きな違いはありません。

機種は搭乗予定の便名で検索すると確認することができます。

A321は席数が多い分、出るのに時間がかかると覚えておきましょう

大手航空会社との比較

航空会社席数ピッチ
キャセイ
パシフィック
22381cm
香港エクスプレス23071~76cm
※キャセイパシフィック A330
※香港エクスプレス A321

同じ香港を拠点とするキャセイパシフィックのエコノミークラスで比較した場合、ピッチは約81cmあるため5cm程度違いがあります。 

ただ「5cm幅が狭い」と聞いても中々イメージしづらい部分もあると思うので、ピッチを含めた座席の快適性を決める要素について紹介します。

座席の快適性を決める要素

香港まではおおよそ4~5時間は座りっぱなしなので、少しでも快適に過ごしたいですよね。ピッチも含め座席の快適性を決める要素は以下の通りです。

ピッチ
エコノミークラスでの目安:71~76cm
快適度の目安:身長170cm以下の方なら問題無し

リクライニング
エコノミークラスでの目安:3cm(一部座席は無し)
快適度の目安:フルキャリア(6cm)と比べると若干少ない

シート幅
エコノミークラスでの目安:44cm
快適度の目安:フルキャリア(45cm)とほぼ同じ

主に大手の航空会社と比較して、リクライニングやピッチは若干窮屈さを感じるものの実はシート幅はほぼ同じなんです。この他にも隣に人が座るかどうか、窓側か中央席かなど座る場所によっても快適性は左右されます。

身長180cm以上の方は通路側や緊急出口席などを確保などがおススメです

座席表とおすすめ席

※SeatMapsより転載

SeatMaps社のページより各機種の座席マップを確認することが出来ます。座席をタッチすると座席のピッチはリクライニング幅など座席についての情報をキャッチすることができます。

座席の快適度についても窓からの眺めが悪い、座席下の収納がない等様々な観点で色分けされているのでぜひチェックしてみてください。

座席は前方がおススメ

座席を選ぶ上で重視するポイントはそれぞれですが、おススメなのが前方の座席です。

前方がおすすめの理由
  • 搭乗・降機が早い
  • 機内食の配膳が早い
  • エンジンを比較的静か

ビジネスやファーストクラスが飛行機の前方に設置されている理由がよくわかりますよね。

座席指定は予約時がお得

香港エクスプレスでは、座席指定のタイミングが主に3つあります。

特に満席の場合、必ずしも隣同士の席にならない可能性もあるため家族旅行など大人数の場合は必ずチェックしておきましょう。

シートの種類予約時予約完了後カスタマーセンターチェックインカウンター
スタンダード
シート
1,0001,2002,0002,000
アップフロント
シート
2,0002,2002,8002,800
コンフォート
シート
4,2004,4005,0005,000
※香港エクスプレスの公式HPを参考に作成

・コンフォートシート:1列目および非常口列
・アップフロントシート:2列目から非常口列の前まで
・コンフォートシート:それ以外のシート

ビジネスクラスなど上位クラスが無い分フロントに向かうほど指定料金が高くなっています。アップフロントシートは+1,000円ですが十分にその価値はありますよ!(特にA321は出るまで結構待たされます)

また2歳から11歳の子どもは座席指定無料です(機内での座席変更は除く)小さいお子さんがいらっしゃる方は積極的に座席指定を活用しましょう。

チケット予約後のオンラインチェックインについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

エコノミークラスでも快適に過ごす方法

通常より狭いLCCでの移動ですが、実は工夫次第で快適に過ごすことができます。

座席への荷物は最小限に

機内への持ち込み荷物は7kgと決まっていますが、座席への荷物は最小限にしましょう。

ただし、ブランケットは有料での販売になるので窓際などに座る際にはひざ掛け代わりに上着も持っておくと安心です。

尚、2025/4/7以降は機内でのモバイルバッテリーの使用はできない可能性が高いのであくまでスマホ事前にしっかり準備しておきましょう。

モバイルバッテリーが機内で使用禁止に

香港航空局は多発する機内での発火に対応するものとして、2025/4/7より機内でのモバイルバッテリーの使用を禁止にすることを発表しました。今後は機内へ持ち込む場合座席ポケットでの保管になりますが使用することはできないので注意は必要です。

おすすめグッズ

  • 首枕
    旅行用の持ち運び首枕はリクライニングできないLCCでは特に重宝します。首に巻くのも良し、また腰に敷いてクッション代わりにするも良しです。
  • アイマスク
    早朝や深夜の出発の場合、移動中の機内で睡眠を取っておきたいときにおすすめなのがアイマスクです。使い捨てタイプであれば荷物にもならないので旅行には最適です。

【搭乗記】LCCは工夫次第で快適だった

24年3月に香港エクスプレスを羽田空港から香港国際空港の往復便で利用しました。家族5人の旅行だったため予約時に前方の席を座席指定。前2列後3列で予約し無事に出発しました。

搭乗してまず感じたことは、搭乗率の高さ。早朝6時の便だったのですが、搭乗率はほぼ100% 香港は日本人から人気の観光地ですが、香港人の方も多く搭乗していて機内では広東語が飛び交っていました。

今回4~5時間のフライトという事もあり、初めて機内で使う首枕やアイマスクを使用して移動しましたが、正直あるのとないのとでは全く別物。離着陸をはじめほぼリクライニングができないため首の負担が軽減され快適に移動することができますよ。

また機内は加湿されているようだったんですが、それでも凄く乾燥を感じたので気になる方はマスクを持参するのもいいかもしれません。

【Q&A】よくある質問

最後に座席予約でよくある質問をいくつかご紹介します。

無料で座席指定することはできる?

香港エクスプレスでは原則すべて「有料」の座席となっています。お金はかけたくないけど家族と離れるかどうか心配という方は、「チケットを同じタイミングで取る」「同じタイミングでチェックインをする」の2点を試していただければグッと隣同士なる確率が高まりますよ!

座席指定はいつまでできる?

基本はチェックインが閉まる60分前まで可能です。ただし空席状況によっても機内で座席移動を申し出ることができます(スタンダードシートの場合2,000円)

料金紹介の時のようにチケット購入時の座席指定がお得なので、どうしても家族や友人と離れたくない場合はこのタイミングで予約しておくことを強くおすすめします。

Q.子供連れにおすすめの席は?

機内後方の中央から通路側がおすすめです。機内後方はトイレやギャレーと呼ばれるクルーが機内食を提供するためスペースが近く、何かあってもすぐにクルーを呼びやすいです。

Q.A321の後方席はうるさい?

エンジンの音は前方より感じやすいです。A321に限らず後方の席はエンジンが近くより音を感じやすです(気にならないといえば気にならないですが)

お子様連れなど特段の理由がなければ、前方や中央の席を選ぶことをおすすめします。

Q.クルーシートとは?

クルーシートとは離着陸時にクルーが座る座席のことです。機内前方や中央非常口付近に設置されています。

非常口付近は比較的スペースがあるため人気ですが18歳未満のお子様は座席指定ができないためこちらも注意が必要です。

まとめ

香港エクスプレスの座席ピッチについて紹介しました。

  • 香港エクスプレスは2つ機種がある
  • ピッチは大手と比べ5cm狭い
  • 工夫次第でLCCも快適に過ごせる

座席の快適性を決める要素として実はもう1つ「周りの人の存在」というのもあります。

小さい赤ちゃんや声が大きい人など近くに乗った場合、ゆっくり過ごすことは難しいですよね。ただしこれに関しては対策しようがないので移動中は極力静かに過ごすようにしましょうね。

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