【体験談有】香港エクスプレスのチェックインから搭乗までの流れをケース別に解説

旅行

コロナも落ち着き、近場で人気の「香港」への旅行を計画している人も多いはず。

そこで今回は香港唯一のLCCとして就航している香港エクスプレスについて約から発券・搭乗など筆者の体験談も交えて解説したいと思います!特に悩んでいる人が多い、チェックインの方法や預け入れ荷物についても解説していきますので、ぜひ香港への旅行を予定している方は参考にしてください!

すでにチェックイン方法や、搭乗までの流れについて知りたい方は「こちら」を押してください!

香港エクスプレスとは

旅行サイトで香港行きの航空券を探していると必ずといっていいほど目に着く紫マークの航空会社。香港エクスプレスは名の通り香港を拠点に就航している唯一の格安航空会社(LCC)です。まずは概要について紹介していきます。

香港エクスプレスの歴史

元々フルキャリアだった香港エクスプレスは、2013年に副CEOのアンドリュー・コーウェンの指揮の元格安航空会社へ転向、東京をはじめとするアジアへの路線を拡大していきました。その後、同じく香港国際空港をハブ空港としている「キャセイパシフィック航空」による買収を経て完全子会社化、現在に至ります。

参考 | 香港エクスプレス航空 Wikipedia

機内サービス

LCCのため機内での食事サービス等はありませんが、CAは機内持ち込み荷物の収納や到着時間についての質問などについては親切に答えてくれる印象でした(筆者は北京語で会話しましたが通じます)

また食事や飲み物についても必要な場合は「事前予約」が可能。公式Instagramによるとメニューによっては最大で3割ほど安くなるようです。機内で食事予定の方は航空券予約と一緒に予約しておくと良いでしょう。

ただそれでも水が事前予約無し約500円、軽食が800円から1,000円程度するのでフライト時間次第では一旦機内では我慢!というのも良いでしょう。

注意しておきたいのは「機内持ち込みは一切NG」ということです(当然ペットボトルもダメ) 隠れて水分補給している人もちらほらいましたが、見つかれば没収されますので不安な方はやはり事前予約で購入しておくのがベターでしょう。

最新のメニューはこちらから確認できます。

就航路線

引用 | 香港エクスプレス 就航路線

現在香港エクスプレスでは東京の成田・羽田を始めとし国内8路線、国外は台北やソウルなど24路線を運航中です(2024年5月時点)

東京からは約4時間50分、大阪からは約3時間40分と気軽に香港へアクセスできる路線です。

気になる方も多いチェックイン方法について紹介していきます。色々なブログでも紹介されている通り「オンラインチェックイン」が最も楽です。LCCということもあり通常の空港カウンターチェックチェックインは信じられない程に混雑しているおり、ただでさえ時間がない出発直前の時間であたふたということもあるからです。

基本はオンラインチェックインでのやり方を推奨しますが、エラーやオンラインでチェックインできない場合もあるため通常のチェックインについてもご紹介します。

空港でチェックイン

前述の通り、時間帯にもよりますが通常のチェックインカウンターはとんでもなく混んでます。筆者が前回帰国の際に訪れた香港国際空港では14時出発の便で2時間前から約50人以上並んでました。

ほぼデメリットしかないように思える通常チェックインですが、「同行者が9名を越える」際にはオンライン不可ということなので諦めて行列に並ぶしかありません。そこで念のため通常のチェックインについても紹介します。

●eチケット、パスポートを準備
公式サイトや予約サイト経由で予約の場合、入力したメールアドレス宛に予約完了直後にeチケットと呼ばれる予約番号が記載されたメールが届きます(複数人予約の場合、全員分) 空港到着までの間にこちらを準備しておきましょう。心配な方は紙に印刷しておくのもおススメです。

●カウンタースタッフにeチケット、パスポートを提示
自分の番になると人数分の「予約番号」と「パスポート」の提示を求められます。順番待ちの間に番号の準備とパスポートは顔写真が移っているページをすぐに出せるようにしておくとスムーズでしょう。

●預入荷物計量
預入手荷物がある方はここで荷物を計量します。危険物(マッチや電池式ヘアアイロン等)が無く規定の重量をオーバーしていなければ預入できます。

●ボーディングパス(搭乗券)発券

預入が終われば搭乗時間と搭乗口が記載されたボーディングパスが発券されチェックイン完了です。出国審査等を終え、出発20分前までに記載の搭乗口へ向かいます。

オンラインチェックイン

続いて、断然おススメなのがオンラインチェックインのやり方についてご紹介します。オンラインでのチェックインですが2つの方法があり予約した経路によって違いますのでそれぞれ見ていきましょう。

アプリの場合(預入荷物無し)

主に公式サイトやアプリ内で航空券を予約した方向けの方法になります。Trip.comなどの旅行サイトからの予約の場合アプリ内での紐づけがされずアプリからのチェックインが出来ませんのでブラウザでのチェックインとなります。

預入荷物が無い場合直接搭乗口に迎えることが一番のメリットです(もちろん預入荷物有の場合でも可能)

●モバイルアプリをダウンロード
まずはスマホから香港エクスプレスのモバイルアプリをダウンロードします。お持ちでない方は下記からダウンロードできます。

●会員登録
アプリを開くと左上に「サインイン」のマークがあるので、会員登録を行います。(既に登録済の方はサインインします)

●チェックインから予約番号を入力
ログインが完了したら、ホームの「チェックイン」から該当の内容を選択し必要情報の入力に進みます。

●モバイル搭乗券を受け取る
パスポート情報や、受託手荷物・座席指定など必要情報を入力後チェックインが完了します。アプリ上にQRコードの「モバイル搭乗券」が表示されるのでチェックインカウンターを通らず直接保安検査へ向かうことができます。

下のアイコンをタップでアプリのダウンロードができます!

香港エクスプレス
香港エクスプレス
開発元:HK Express
無料
posted withアプリーチ

ブラウザの場合(HP以外から予約)

香港エクスプレスを公式サイトやアプリ以外で予約した方向けのチェックイン方法です。事前にブラウザでチェックイン情報を入力しておき当日カウンターでの確認作業を省略することで早く手続きを終えることができます(オンライン専用のカウンターがあるので当日も早い!)

ただ「オンラインチェックインしたいけどアプリでは表示されない」という方も多いのではないでしょうか。実は筆者も上手くいかずカスタマーセンターへ問い合わせをしました。

結論旅行サイトからの予約は会員情報に紐づいていないため、アプリでチェックインができないというものでした。そこでTrip.comやエクスペディアなど旅行サイトから予約した方向けに解説します。

●公式サイトより予約を探す
まずは公式サイトから「お客様のご予約」⇒「予約を探す」⇒「オンラインチェックイン」を押します。ここで注意なのがサインインしてはいけないということです(サインインすると前述の通り会員情報と紐づいていないため予約情報が表示されません)

●必要情報を入力
アプリチェックイン同様、パスポート情報や座席指定について情報を入力しオンラインチェックイン(事前)を完了させます。

●オンライン専用のチェックインカウンターに並ぶ

事前に情報入力を済ませた状態で当日、通常のカウンターのすぐ隣にオンライン専用のチェックインカウンターがあるのでそちらに並びます。

●パスポートと予約番号を伝えて荷物を預ける
事前情報入力の場合でも本人確認のためパスポートは必要のため準備しておきます。荷物の計量をし預け入れが終わり次第搭乗券を受け取りチェックインが完了です。

よくある質問

チェックインの手順が分かった所で、公式HPにも掲載されているよくある質問を抜粋して掲載します。特に「預入荷物」の追加料金や重さなどに悩んでいる人が多い印象ですので不安な方は要チェックです!

チェックイン時間について

オンラインチェックインの場合は「48時間前から75分前」までチェックインが可能です。公式サイトやアプリ経由の方はアプリから、それ以外の方はウェブサイトからサインイン無しのチェックインで必要情報の入力を完了させることができます。

空港チェックインの場合は空港によって開始時間が異なるので注意が必要。東京(羽田/成田)では離陸の3時間前から、福岡や広島など西日本の空港から2時間半からチェックイン可能となっていますので利用予定の空港の時間を確認してから向かうようにしましょう。ちなみにチェックイン終了時間は一律で1時間前から。列に並ぶことも考えると最低2時間前には空港に到着するようスケジュールしておくとベターです。

詳細な時間はこちらから確認できます。(HPのサイトへ遷移します)

預入荷物について

2024年5月8日から新料金での適用になりました。以前までは20kg、25kgなど予約時に細かく選択できましたが、預入荷物なしで最も安く乗れるウルトラライトを含む4つのプランへ変更。預入荷物は基本20kgか32kgを選ぶ形となりました。

引用 | 香港エクスプレス 運賃タイプ
※2024年5月8日以降の予約分から適用

また予約時やカウンターなど追加購入するタイミングで料金が大幅に変わるので要注意です。例えば20kgの預入荷物の場合予約時であれば「6,000円」に対し、チェックインカウンターで申し込んだ場合「11,600円」がかかってきます。せっかくLCCでお手軽に旅行しようと思っても思わなぬ出費がかかると痛いですよね。HPでもアナウンスしているように預入荷物がある場合は必ず事前にウェブサイトやアプリで事前予約しておきましょう。

預入荷物のサイズについても「縦、横、幅の3辺の合計が158cm」と決まっているので出発前に問題ないか確認しておきましょう。数cm程度であれば目視で問題無いようですが、重さ同様あまりにもオーバーしている場合には特別な荷物としてさらに超過料金が発生します。

詳細はこちらの表をご確認ください。(HPのサイトへ遷移します)

座席指定について

機内での座席指定はオンラインチェックイン時に指定することができます。また、Trip.comなど旅行サイト経由の場合は予約時に指定可能です。

空席が目立つ場合や同じタイミングで予約した場合は指定無しでも、相席になる可能性がありますが繁忙期などは普通に席が離れることもあるので不安な方は座席指定しておくと安心でしょう。ちなみに別々で予約した場合でもチェックインカウンターで相席に指定してくれるケースもあるようです。いずれにせよ席はチェックイン順で決まっていきますので早めの行動をおすすめします!

指定料金は、国内発のスタンダードシートであれば予約時に1,000円です。座席指定するかどうかよく考えてから予約してみてください!

詳細な料金表はこちらから。(HPのサイトへ遷移します)

筆者の体験談

特に初めて香港に行かれる方や、香港エクスプレスを始めて使うという方向けに筆者の体験談を紹介します。ご興味ある方はぜひご覧ください!

予約から搭乗まで

3月上旬、家族旅行で初の香港旅行に香港エクスプレスを利用しました。ホテルなども一緒に探していましたが、発着時間や料金の面で別々で予約することに。予約はみんな大好きスカイスキャナーからTrip.comが最も安かったのでそこで予約することに(羽田と香港往復で一人62,000円程でした)

ホテルなどの手配も完了し迎えた出発2日前、事前に調べていたオンラインチェックインがどうも出来ない、そもそもアプリに予約が表示されない!ということでカスタマーセンターへ問い合わせることに。

出発の3日前ということもあり、問い合わせから次の日メールをいただきました。どうやら旅行サイト経由の予約の場合アプリチェックイン不可ということで、ウェブサイトからチェックインし当日を迎えることができました。

羽田空港の早朝の便だったので人もまばらでしたが向かって左側のオンラインカウンターの方がやはり空いている印象でした。(利用予定がある方はぜひオンラインチェックインで!)

機内

今回利用したのは小龍号、機体によって様々な名前がついており、他の機体だと焼売(シュウマイ)号など香港にちなんだ名前がついているようです。

海外LCCなので少々不安なところもありましたが、機内は比較的掃除もされておりリクライニングを倒せないこと以外は特段不便もなく過ごすことができました。(前後の距離は近いのは香港エクスプレスに限った話ではないのでご愛嬌)

筆者が特に気にしていたのが「ワイヤレスイヤホン」が使えるかどうかということ。事前のリサーチではCAに声をかけられるだったりなど様々あるようで周りの様子を見ながら恐る恐る使ってみることに。結果的に没収されることもなく普通に使うことができました。(周りでも結構使ってる人がいた)

羽田から約5時間近いフライトですが、動画を見たり本を読んだり、そうこうしている内に無事到着です。ちなみにPeachのように機内でのWifiや動画サービスなどはないので、事前にダウンロードしておくと暇をつぶせるのでおススメです。

到着後

LCCあるあるですが、香港エクスプレスもかなーり遠くに降ろされます。関空などを利用された方など心当たりあると思いますが本当に一番端に降ろされます。

ただ香港空港の場合、空港内に無料の地下鉄が走っており離陸後はエスカレーターを下って、乗車後ターミナルまでは約5分程度で向かうことが出来ました。

地下鉄自体もかなりの本数が走っているようで、1本逃してもまたすぐ来るといったような感じでした。
乗車後は入国審査を終え空港に出ることができます。市街地までも空港からエクスプレスが直結しているので、本当に移動に関しては便利な印象でした!

まとめ

香港エクスプレスは東京を始め特に西日本に多く就航している格安航空会社(LCC)です。チェックイン方法は予約サイトによって異なりますが当日の混雑なども考えると圧倒的にオンラインチェックインがおススメです。

また預入荷物や身の回り品など2024年5月から新料金体制となり、注意が必要です。(預入荷物は20kgか32kgの2パターン)特に事前予約無しの預入の場合は予約時の約2倍近く金額が必要なため、預け入れる予定がある方は「事前予約」で申し込むのがおすすめです。

また何か問題があった際にもカスタマーセンターが迅速に対応してくれるので、気軽に問い合わせてみましょう。(日本語で対応してくれます)

香港エクスプレスはオフシーズンなど大幅な割引が入ることもあるのでメルマガなども活用してお得に香港を楽しんでくださいね!

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